
10月のドルチェだった「林檎とココナッツのケーキ」
イタリアの朝ごはんに食べるのにちょうどよい焼きっぱなしのケーキだ。
イタリアの甘い朝食。つまりビスコッティやブリオッシュ生地の甘いパンに、モカで入れたコーヒーやカプチーノの取り合わせに最初は戸惑った。
ジョバンナの家では、主婦であるジョバンナが一番早く起きてモカでカフェを用意する。前日のドルチェの残りがある時はそれを適当に切ってテーブルに並べて終わり。なければビスコッティ。夫のクラウディオは職場の途中でバールによって食べるので、何か半分眠ったような表情で家を出る。ジョバンナの入れたカフェを飲むのは息子のマッシミリアーノと私。お砂糖を入れてかしゃかしゃかき混ぜ、固くなってしまったケーキなどは半分浸して食べる。静かに始まる朝。無口な朝。
典型的な日本の朝ごはんとは全く違うもの。どちらもいいなと思う。
この林檎とココナッツのケーキが朝のテーブルに乗っていたら、よい気持ちで一日が始められそうな気がするのだけれど。
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