一月は成人式の頃まで、何か世の中が動き出していないような気がしてのんびり過ごしてしまう。
生パスタコースが終わり、家庭料理コースが始まるとあっという間に一月が終わってしまった。

ピエモンテ州、ノヴァーラ地方のお米料理「パニッシャ」。
野菜や豆が入る栄養価の高いリゾット。
ミネストローネのスープでお米を煮ていく。現地ではこの地方特産のサラミを使うのだが、とても手に入らないので、他の豚肉の加工品を使って味を出した。

豚肉のトマト煮とポレンタ
一度ローストしたお肉はほどよく油が落ちていて、トマトソースと一緒に煮てもソースにぎとぎとと油が入り込むことなくさっぱりと仕上がる。
一緒に添えたポレンタは、とうもろこしの粉を練ったものだが、ほとんど味のないこの食べ物をレストランで食べて心から美味しいと思ったことはない。
ジョバンナの家で、煮えたばかりの緩いポレンタにお肉のラグーをどっさりかけて食べさせてもらったことがある。その時はまあまあ食べられる!と思った。
一度は教室でやらねばと思ってご紹介したが、生徒さん達の反応は思った通り。南米とヨーロッパで幼少期を過ごした方たちはとても懐かしいとおっしゃったが、特段美味しくはないけれども懐かしい食べ物というものが私たち日本人にもあるような気がする。きっとそういうものだ。

「バナナのスフォルマート」
スフォルマートという料理は、本来、野菜の裏ごしをベシャメルソースと合わせ、玉子を混ぜて湯銭で焼く料理。以前にほうれん草のスフォルマートと作っていて、バナナでやったらドルチェになるかも!!と思いついて作った私のオリジナルだ。何かとても変わったものを作ってしまったような気がするが、温かいうちにチョコレートを乗せてとろっと溶けたところ食べて頂いた。ただこのドルチェ、バナナの皮をむくところからオーブンに入れるまで5分!!簡単さが取り柄のドルチェです。
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