日本の果物はそれは見事にできていて、そのまま食べるのが一番美味しいと思う。
数年前にジョバンナのところに行った時のこと、庭に続く洋ナシ畑に、その時まだなんとか元気だった愛犬トビアと猫のウリーセと行き、ほいほいと実をもぎってシロップ煮を作ってくれた。
日本の立派な洋ナシとは違って、そのまま食べたのでは甘さが足りず実が固い。そして少しすっぱい。だけれどもシロップ煮にするとちょうど良い感じだった。多分、ヨーロッパの果物のシロップ煮は、こんな風にそのままではたいして美味しくないけれども、ある時期に取れて取れて仕方がないというものの保存食なのだと思う。
夏にパスタの師匠ジョバンナのところに行くと作ってくれる「ぶどうのフォカッチャ」。
立派な巨峰を焼いてしまうのは忍びないが、作ってみた。

ロースマリーを乗せると味がしまる。砂糖はたっぷり。シナモンも振ってみた。
まだまだ改良の余地あり。味はいいと思うのだけれど、もう少し食感をよくしたい。
台所に置いておくと夫は一向に手を付けず、朝食におやつにほとんど私が食べた。
最後の二切れを甘いものが食べたくなった夫が食べて「これ、美味しいね。」と。
私がこれだけ食べたのだから不味くはない。そこらへんを敏感に察知していればもっと食べられたのにね。
我が家はこういうところシビアなのだ。
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