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Reginella Campagnola~村の娘~

手作り生パスタ教室「Il Sole」の主催者が日々の生活をお伝えします。



イタリア二日目 フィレンツェ :: 2015/04/30(Thu)

今日のフィレンツェは、昨日とは打って変って快晴。
午前中、食材の買い忘れは無いか確認し、そうだそうだナツメグを買わねばとメルカートに再度向かう。馴染みの店がいつもとは違った雰囲気だったので、昨日は変わずそのまま帰ってきてしまった。それから調理道具屋も覗かなくては。
実は、出発前から少しお腹の調子が思わしくなく、今日の夜に備えて、お昼はフルッタだけで済ませ、少し休憩して買い集めた荷物をまとめて、日本へ送る為運送業者の所へ持って行った。到着したのが2時半、間の悪いことにお昼休みで締まっていてオープンは3時。荷物を持ってホテルに帰る気にもなれず、石段に座って待つことにする。3時丁度に店は空き、10分ほどで手続きは終わった。ほっ。ホテルに取って帰り、エプロンとノートを持って料理教室のコーディネートをしてくれたMさんとの待ち合わせであるポルタ・ロマーノへ向かう。

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伺ったのはフィレンツェ郊外のツィンツィアさんのお宅。
郊外と言ってもポルタ・ロマーノから車で10分もしないところでこの眺望。久しぶりに深呼吸をした。
到着するとツィンツィアさんのお母様、この日お手伝いをしてくれたビアンカさん、ご近所のご夫婦、それに2匹の犬と数匹の猫が次々と現れ、なんとも賑やかな雰囲気。

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アンティパストの野菜のアグロドルチェ、パスタフィーロ包み
(部屋の照明が暗くぼけてしまった・・・。)

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プリモのアニョリーニのトマトソース和え

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セコンドのアヒルのオレンジ煮

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ドルチェのフルッタのクロスタータ

日もとっぷり暮れた頃から食事をスタートし、この日、私の急な参加を快く許してくださったKご夫妻、フィレンツェでアパート経営をされているMさんご夫妻、ツィンツィアさん、ビアンカさんと私の計7人でイタリアの家庭らしい夕食を囲んだ。
ツィンツィアさんには、お腹の調子が良くないこと、その為、お料理は少ししか頂けないことを始めにお伝えしていたが、「あら。そんな事言いましたっけ?」という感じにペロリと平らげ、セコンドのお肉を小さいものをお願いした私に、「まあ、まあ、先生。そんなことないでしょう・・・。」と言われたKご夫妻のご主人には「初対面なのになぜ私の胃袋の大きさが分かった!?」といぶかしげな視線を送ってしまった。
ともあれ、イタリア好きとは、オープンで細かい事にはあまりこだわらず、すぐに打ち解けることができるのだなと勝手に思い込み、親しくお話しをさせて頂いてとても楽しく、心温まる夕餉であった。Kご夫妻のこの後の旅も、素晴らしいものでありますように。
ツィンツィアさんも、本当に手の込んだお料理を教えて頂き、特に野菜の火の入れ方、思いもつかなかったアニョリーニのリピエノはとても勉強になった。お人柄が伝わるような、優しい美味しいお料理だった。


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