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Reginella Campagnola~村の娘~

手作り生パスタ教室「Il Sole」の主催者が日々の生活をお伝えします。



わんっ・・・わんわんっ・・・ :: 2013/10/23(Wed)

「わんっ!」
その声が聞こえた途端、左隣に座っている青年の背筋がぐっと伸びた。帰国便のルフトハンザ航空の機内のことである。
一瞬、空耳かなと思ったが、しばらくしてまた「わんっ・・・わんわんっ・・・」小さいけれども、あまりにもリアルな犬の鳴き声だ。しかもすぐに近くに聞こえる。隣の青年は椅子に座りなおし、明らかに落ち着かない様子。思い切って話しかけた。
「もしかして、わんちゃんが居るのですか。」「はい・・・。」「どちらに?」「ここに・・・」と前の座席の下を指さす。
「え~~~っ!」
青年が前の座席から小さなバックを取りだし、ジッパーを少し開けると、黒いチワワの頭が。ペットボトルのキャップに水を注ぐとチワワはぐっと身を乗り出し、凄い勢いで水を飲んだ。
「飛行機に犬を乗せられるのですか~?」「追加料金はっ?」「パスポートはあるのですかっ?」「国籍は日本?」と質問攻めにしたが、海外勤務で滞在していたポルトガルから、日本から連れて行ったチワワと4年ぶりの帰国だそうだ。ルフトハンザは犬OKとか。知らなかった・・・・。
私は大丈夫だが、彼の右隣の女性が「私、だめなんです・・・。」と言った瞬間、チワワ君の頭を手でわしづかみにし、ぐぐっとバックに押し込んで、また椅子の下へ。可愛そうなチワワ君・・・。

その後、トイレに立った際に乗客用のトイレが混んでいた為、機内の一番奥の、おそらくクルー用だろうか、大きい鏡があって足元も少し広めのトイレに入ったので、そこだったらチワワ君を出してあげられるかもしれないと思い、戻った時に彼に伝えた。またもや足元で「わんっ・・・わんわんっ・・・。」と言っているバックを持って「行って来ます。」とトイレに向かう彼。その後3時間置きくらいにバックを持ってトイレに通っていた。飛行機が着陸して、乗客が降りる準備をしている際に二度も「ありがとうございました。」と言っていたが、大変だったろう。私は、飛行機ではまず眠れないので、何の問題もないし、逆に楽しかった。

一昨日、無事に帰国し、今日からレッスンを再開しております。
不在中、ご連絡を頂いていた方々、返信が遅くなり申し訳ありませんでした。もし、返信がまだのようでしたら、お手数ですがお知らせください。どうぞ宜しくお願い致します。


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