今まで、全く国内旅行に興味のなかった私。
今回の旅で開眼した。
見知らぬ風景、味わったことのない食べ物、日本は狭いようで広いかもしれない。
列車の旅というのもいい。
行きの新幹線、窓の外はだんだんと雪を残した景色に変って行き、海沿いを走る羽越本線からひたすら見た日本海は、私の知らない海だった。
若い頃、猛烈に憧れた作家、沢木耕太郎氏の「旅する力」という本の中に、フレデリック・ブラウンの「シカゴ・ブルース」の一節が引用されている。
「おれが言おうとしたのはそれだよ。坊や。窓の外を見たり、なにかほかのものを見る時、自分が何を見てるかわかるかい?自分自身を見てるんだ。ものごとが、美しいとか、ロマンチックだとか、印象的とかに見えるのは、自分自身の中に、美しさや、ロマンスや、感激があるときに限るのだ。目で見てるのは、実は自分の頭の中を見ているのだ。」
同じ風景や絵画を見ても、人によって大きく感じ方が違うことは解っていた。
広大な景色に感動して目を輝かす友人の隣で、そこまで感じる事のできない自分がいたり、またその反対だったり。

私がじっと見ていたものの一つ。ええっこれか~?帰りもパンダ。ご当地パンダ!
だだじゃ豆かと思って買ったらラ・フランスだった・・・。
帰りの列車、新潟から乗って席一つ空けて座った青年は、ひたすらスマートホンをいじり、高崎で乗り込んできたサラリーマンは、そそくさとパソコンを開きキーボードを叩く。一気に旅の余韻から現実に引き戻された。
また出かけたい。知らない場所へ・・・。
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