義妹の結婚式に出席した。
夫は4人兄弟で、義妹は年の離れた末っ子。
義父が50代の時に授かった唯一の女の子である。その可愛がりようは説明するまでもない。男兄弟達もしかり。
私か彼女と初めて会った時、彼女はまだまあるい顔した小学生。
親兄弟の愛を一身に受けて、義母の温かくも厳しい躾けの甲斐もあり、細やかな気遣いのできる素敵な女性に成長した。
そんな彼女の晴れ姿。
時は2011年10月28日、場所は明治神宮。 快晴である。

寄り添う二人を後ろから。
新婦4人兄弟に対し、新郎は一人っ子。 こちらもご両親の愛情と期待を一身に受けたに違いない。
終始ご両親が本当に嬉しそうな、ほっとしたような笑顔で二人を見つめていて、その姿を見るとこちらも胸が熱くなる。

堅めの杯、玉ぐしの奉納の後、誓詞を読む二人。 日本の儀式は美しいと思う。

柔和な表情の義妹は明治神宮の木漏れ日の中、そこだけ一段と明るく光が射すように美しかった。
この後、明治記念館にて両家で会食。
会社の上司や同僚、友人達が大勢集まる披露宴ではなかったが、二人の幸せを心から願う親兄弟が近い席で親しく話せて良い時間だった。 新郎のお父上が「彼は一人っ子。お兄様方これからの二人をどうぞ宜しくお願いします。」とおっしゃっていたのが印象的。 親の愛は真に無償である。
昨年は義父の十三回忌をすませたが、この場に義父がいたらどんな顔をしてどんな事を話しただろう。 ユーモア溢れる聡明な人だったから、この場が一層明るく笑いに満ちていたに違いない。
若い二人のこれからに幸多かれと私も心から祈ります。
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